アウトバストリートメント

外出自粛が始まってからいかがお過ごしでしょうか?

私は今週のお休みは実家に帰ってまったりと過ごしておりました。


お客様からヘアケア製品について聞かれることがあります

その中から、今日はアウトバストリートメントの選ぶ時のワンポイントをお伝えしてみようかと思います。


シャンプー後、ドライヤーで乾かす時にダメージ補修、指通り、熱からの保護などの目的でアウトバストリートメントを使うのが一般的となっていると思います。

その中でも、オイルを使用されている方に…ここからは化学のお時間


透明なヘアオイル

使い方を間違えると、かえって髪にダメージを与えてしまうこともあるのです

髪には皮脂とCMCという2種類のオイルがあります。

皮脂は体内から分泌され、体温で溶けるオイル(例えるならサラダ油)

CMCは毛髪のキューティクルや内部成分を繋ぎ止める接着剤の働きをするために体温では溶けない脂(例えるならバター)


皮脂は界面活性剤に弱く、シャンプー剤で洗い流すことができます。

CMCは界面活性剤に強く、シャンプーくらいでは流されにくい脂です。


通常、サラダ油とバターをそのままの状態では混ざり合うことは無いのですが、電子レンジで加温すると混ざり合って、室温に戻しても固まらなくなってしまいます。


乾燥した髪に透明なヘアオイルを染み込ませ、アイロンで100度以上で加熱してしまうと、透明なヘアオイルが髪内部のCMCを溶かし込み、変性してしまったCMCは接着剤の機能を失ってしまうため、シャンプーなどで流れ出てしまうこととなり、シャンプーをする毎にパサパサになっていってしまいます。


オイルトリートメントを使用したい時には、タオルドライ(髪に水分がある状態)であれば水が油を弾いてくれるので必要以上に髪の内部にオイルが入る事を防いで、毛髪表面に広がります。

よくタオルドライした髪表面に薄くオイルをつけ、ドライヤーで乾かした後、アイロンなどでセットするとCMCが変性しにくくなるのでオススメです。

※ドライヤーでも高い温度で長く熱を加えてしまうと同じ現象になるので気をつけてください。


アイロンなどでセットしないという方もヘアオイルのつけすぎはCMCを徐々に溶かし込んでしまうのでダメージの元となってしまいます。

なんでも適量が大事なんですね


〜コロナウイルス対策について〜

当店では

●アルコール手指消毒(お肌の弱い方用に次亜塩素酸水もご用意しております)

●マスクの着用

●加湿器による次亜塩素酸水での空気の消毒・消臭

●店内の1〜2時間おきの換気

●器具・椅子などの消毒

●お客様が重ならないような予約時間の調整

●手洗い、うがい


お客様に安心してご来店いただけるよう努めてまいります。

コロナウイルス感染が1日でも早く終息して、日常の生活が戻ることを願っております。

Salon de Reposer

木目を基調とした落ち着いた雰囲気の店内で、会話を楽しみながらおくつろぎいただけます。 技術者は一人ですので、最初から最後まで人目を気にせずリラックスできます。

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